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岡村孝子『アンコール7』
小西 樹里
風格漂うデビュー30周年のクリスマスイブ・ライブ
『夢をあきらめないで』のシンガー・ソングライターと言えば、若い人にも伝わるだろうか。『待つわ』で一世を風靡した女性デュオ「あみん」のひとりでもあった。
その「あみん」が2007年に再結成していたことを初めて知った。あみん時代を入れて2012年にデビュー30周年を迎えた岡村が、去年12月24日のクリスマスイブに行った約7年ぶりのソロライブが収録されている。
白い膝丈のワンピース姿の岡村は、控えめで清楚な印象が昔と変わらない。少女のようなみずみずしさと透明感のある歌声も変わらず、1987年に発表した『夢をあきらめないで』も当時聴いた感じそのままだ。飾り気のないステージの雰囲気には、そこはかとなく昭和の雰囲気が漂う。
とはいえ、変わらないでいることは変わることよりも難しい。表舞台に出る人たちは、ファンのイメージを壊さないように、さまざまな努力をしているのだろうな、などと考えた。岡村のベテランの風格が漂うステージは、他にはないくらい落ち着いて見ていられる。
(ヤマハミュージックコミュニケーションズ・4200円)=小西樹里
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小西樹里のプロフィル
こにし・じゅり 1977年生まれ。米東海岸で高校・大学時代を過ごす。雑誌編集を経て、2006年よりフリー。音楽、本、映画、演劇、写真、ラジオなど文化系を守備範囲とする一方、国際政治論/動静ウオッチャーでもある。
(共同通信)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-205824-storytopic-137.html