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CPチケットもないのに(^_-)-☆ その2


  会報 NO.103を読んでいて、どうしても悔いの残る『言の葉たち』。

『“ファンクラブの集い”みたいな内容になるかな。

       かなり昔の曲も入れようかなって思っています。』



  “ファンクラブの集い”なんて、記憶を辿っても孝子さんの場合はない。

もしや1989年以前には、そういうものが有ったのかもしれない。


いずれにしろ、興味津々である。


といっても、その催しが盛大で、盛況なものであるほど、


渋谷に行かれない者にとっては歯がゆい。


あっさりCPを見送ろうと決心した今となっては、悔やまれる。



  ところで孝子さんが考える“ファンクラブの集い”ってどんなものなんでしょうか。


シアワセ ユキなりに空想してみました。


  こんな事でも思ってないと、イライラがつのります。気が変になります。

行くと決めた人や、関東周辺の人たちが正直羨ましい。


  とは言いつつも、いつでも遠くから応援してますよ(^v^)

孝子さん、気が向いたら関西の片田舎に遊びに来てくださいね(^v^)









  2013年12月21日深夜の大阪梅田。
私は新宿に向かう夜行バスに乗り込んだ。
「とうとうここまで来てしまった。」
何気なく出たその一言は、岡村孝子さんを応援し続け、
思いのほか長くなった24年間を振り返りながら、出た言葉であった。

  1989年秋、テレビ番組「知ってるつもり」のエンディングテーマ『愛がほしい』は、
当時の私にはあまりにも衝撃的だった。
その曲を初めて聞いた翌日、レコード店に向かった私は、
一目惚れした女性を捜し求めるかのように、
タイトルも歌手もわからないまま店員に尋ねた。
『昨晩の番組の曲わかりますか? 歌手もタイトルもわからないのですが、、』
ただただ一目惚れの彼女の曲を、少しでも早く手に取り聴きたくて、、、。
そんな感傷に浸りつつも、いつしか眠りについていた。
  翌朝ライブの行わる渋谷から東急電車に乗り換え横浜へ。
孝子さんの初期の作品の風景に触れたかったのだ。
今まで何度か東急電車で、都立大駅には下車したものの、
横浜まで足を延ばすのは初めてだった。
始めて訪れる横浜では、どんな風景に出会うのだろう。
そして今回始めて行われる『ファンクラブの集い』みたいなライブ。
そして彼女からどんな話が飛び出すのかなどを考えると、
高ぶる気持ちを抑えることはできなくなった。
今日孝子さんは素敵な笑顔でいてくれのだろうか、
どんなライブを見せてくれるのだろうか。





  今晩は、岡村孝子です。
『T's GARDEN』ならぬ『岡村孝子の部屋』にようこそ。
今回は岡崎の実家の私の部屋の模様をシルエットにし、
ステージバックにしました。
短い時間ですが最後まで楽しんで行って下さい。


  いつものキーボードが、今日はステージに見当たらない。

 『二部構成で、一部では私があみんでデビューしてからの内容で、
今までお話ししてなかった事をお話しします。』
『ファンとして知りたくない事、驚きいっぱいの話になるのかな?
でも最後まで聴いてくださいね』
『またのちほど、ファンの皆様から質問コーナーを設けます』
『二部はリクエストコーナーです。でも抽選で一曲だけ。
  今回だけはここ数年の曲や“夢あき”や“虹追い”“アデュー”などはダメよ』

  当然私は『あの曲』を心に思い描いた。
抽選とはいえ、いつもように採用はされないだろう。


  孝子さんの一言一言で、会場内はどよめいた。
拍手や『孝子さん~、ありがとう~』の歓喜のどよめきや、
掛け声が場内を埋め尽くしていた。
早速『微風』『雨の町』『ついてない』『片思いはHAPPY気分』『迷路』などと、
一部ファンからは懐かしい曲名が、ステージ上の孝子さんに飛んでいた。

『5分休憩してから始めます。』


  この5分に意味がありました。
孝子さんが会場の中ほどの、ファンと同じ客席に居たのでした。
それも普段着で、メガネをかけた孝子さん。
会報やコンサートパンフレットでは馴染みのメガネ姿の孝子さんが、
客席にちょこんと座っていた。
隣の人も会場に遅れて来た、孝子さん似のひとりとしか思わなかったでしょう。
まただれも孝子さんに駆け寄る者はいなかった。
今回はステージからスポットライトを受けた孝子さんが、浮かびあがっていた。
これも『普通のファン』へのサービスなんだろうか。


  『1982年7月あみんとしてデビューして、、、、、』

孝子さんのとつとつとした、また一言一言噛みしめたMCが始まった。
会場内から歓声もどよめきも消えた。
張詰めた空間が一瞬にして始まった。
全身全霊を傾け、孝子さんの一言一言を聴き入っていた。

  その中には『ソロデビューまでの二年間』の事も語られた。
最近忍び寄る体調不良で、作品発表のペースダウンの事。
沢田聖子さんや平松愛理さんとのジョイントライブの事。
そしておめでたい事が近々発表ある事など。



  第二部ではそれぞれのリクエストにお答えしたいんですが、
ファンの数だけ心揺さぶられる曲があると思います。
私なりに思い悩んだ末、結論は出ませんでした。
今回のファンの集いには、アンコール Ⅰの内容が一番喜んで頂けると、
当時の曲をそのまま選曲しました。
今回だけですよ(^v^)
それでは聴いてください、アンコール Ⅰ。

  会場暗転し、スポットライトを浴びた孝子さんは、一歩ずつ中央階段をステージ上へ。

     ♪ アンコール Ⅰ ♪



  ラストの曲は抽選の結果、『ひとりごと』を聴いてください。
今日は本当にありがとうございました。
またお逢いする日を楽しみにしています。

    ♪ ひとりごと ♪



  再び暗転後、孝子さんが後部扉前でスポットライトを浴びていた。

『孝子からのささやかなクリスマスプレゼントです。』

何かと耳を澄ませると、『私、岡村孝子と握手して頂きます』

  クリスマスプレゼントどころか、ファンになって最高のプレゼントである。
それぞれの心の中に『孝子さん、本当にありがとう。貴女のファンで良かった』と。
それぞれ高まる思いで、順番を待っていた。
そしていよいよ私の番である。
こういう時は前の人たちが嫌に長い。
早くしろよという気持ちと、どんな顔をすればいいのだろうとの思いが交錯していた。
『次の人』との係員の声に、孝子さんの目の前に、、、、。



 
 『お客さん、終点ですよ。起きてください、新宿です。』
そうです、感傷に浸りながら眠りに付き、長い長い夢を見ていたのでした。
夢ってどうして、こうも良いところで目覚めるのでしょうか。
さてチケットもないけど、どうしょう。
渋谷から東急電車で横浜へ行こうか。
それとも始めて都電に乗ってみようか。


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  夢物語りのような思いを、記してみました。
本当に夢物語なんでしょうか、、、、ね。
叶う思いと、叶わぬ思い。
でも叶わぬと思っても、思い続けてこうして表現すれば、
いつかは孝子さんサイドに伝わるのでは。
先ずは会場でCDなどを買った時くらい、
せめて孝子さんから直接のサインが欲しいですね(*^^)v


  生真面目な孝子さんだから、叶うなんて夢幻ですが、
孝子さんのファンなら、少なからず似たような事を思い描いているでしょう。
ここに認めてる事は、今回の渋谷のCPには無理でしょう。
でも近い将来少しでも、ひとつでも叶う事を夢見て、ペンを置きます。




  ※ お断り  

  ここに記した内容はあくまでもひとりの空想で、
孝子さんの発言も『理想を認めたもの』です。
フィクションとしてお楽しみ頂ければ幸いです。



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