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虹のパレット~30年間がよみがえる~

毎日新聞 2013年11月25日 地方版


 冬の街にイルミネーションがともり、いよいよクリスマスシーズン到来です。私は今、12月に東京で行われる「クリスマスピクニック」に向けての個人リハーサルに励んでいる日々です。


 クリスマスピクニックとは、クリスマスの季節をリスナーの皆さんと一緒に楽しく過ごしたいという気持ちで25年前に始めたものです。若い頃は「おもちゃ箱をひっくり返したような」コンサート。見た目も楽しんでいただけるような内容にこだわっていました。時にはダンサーさんに参加していただいたこともあります(何とあのカーヴィーダンスの樫木裕実さんも!)。


 ここ最近は、あたたかい気持ちで過ごしたい、と少し大人な、しっとりとしたコンサートに変化してきています。詳しくは去年のクリスマスピクニックの模様を収めたDVD「アンコール7」を見てくださいネ。


 そして今年は名古屋・大阪はスケジュールが合わず、泣く泣く東京・渋谷公会堂のみの公演になりました。ごめんなさい!


 「うーん、1回きりとなると、どんな内容にしよう」とスタッフと悩みましたが、たった1回ということで全国から集まってくださる皆さんは、きっと昔から聞いてくださっている熱いリスナーの方々に違いない、という結論に至り、では、それにふさわしくファンクラブの集い!?のようなコンサートにしようということになりました。


 とは言え、握手会があるわけでも、お土産が付くわけでもなく、ここ十数年、いや、もしかすると30年近く歌ったことのない、あの歌を歌ったり、20年以上やってくれているバックミュージシャンの山本さん(ベース)、坪井さん(ギター)がリクエストしてくれたあの歌も歌ったりします。


 夏のツアー中に、ライブが終了してからバンドのメンバーと食事していた時、「○○をやりたい」と彼らが申し出てくれて、「なーんだ! やりたい曲があるなら早く言ってよー」と答えたら「そんな、バンドごときが……言えませんよ」なんて会話がありましたが、何だかとてもうれしい一コマでした。


 決まったセットリスト(曲目)をながめてみると、ソロデビューしてから今日までをふり返るような曲のオンパレードになっています。特に1部は。なので、私の音楽を最近聞き始めた方には昔の曲を予習して来てくださることをお勧めします。


リハーサルで歌いながら、いろいろなことがよみがえってきて泣けてきたり、悔しい思いをしたことを思い出したり……。「ああ、30年前は、こんな表現をしてたんだ」とか「何じゃ、これ!?」と赤面したり。でも「一貫して言っていることはブレてないな、やるじゃん私」って思ったり。


 改めて、こんなに長い長い間、応援してくださるみんなや、一緒に音楽やステージを作り続けてきた仲間と過ごせている私は幸せだなあと感じてしまいました。感謝です。


 さて今年のクリスマスピクニックは1会場のみということで大変たくさんの方が見に来てくださるそうで、今から私も楽しみでわくわくしています。



 ただひとつ気になるのは、クリスマスソングはあまり歌わないかも!?(シンガー・ソングライター)







『たった1回ということで全国から集まってくださる皆さんは、
  きっと昔から聞いてくださっている熱いリスナーの方々に違いない、、、』



   谷底へ突き落とされそうな、ダメ押しの一言です(^v^)
ファンのひとりとして孝子さんのこんな思いも理解できず、
早々に『関ヶ原越え』を諦めた事に対し、自責の念にかられてます。
日々聴こえてくる最新情報から判断して、
今回のCPが今までで一番参加したいライブのような気がします。


  諸般の事情で参加できない大勢のファンのために、
ライブの模様を『アンコールⅧ』として発売して欲しい。

また来年の落ち着いた時期に
関東以外での『ファンクラブの集い』を催してほしいですね(^v^)




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