毎日新聞　2015年03月09日　地方版

　　先日、ＣＢＣホール（名古屋市）で行われたＣＢＣラジオ「ＹＥＬＬ！キャンペーン〜夢をあきらめないで〜」のオープニングイベントに参加させていただきました。

　年始は３９度の高熱のため、愛知に帰省することができなかったため、つかの間の愛知滞在に胸をときめかせながら行ってまいりました。

　春は「進学、就職、転勤」など新しい生活が始まる季節。この「ＹＥＬＬ！キャンペーン」は、慣れない生活や新たな環境などで夢を諦めずにチャレンジする人を応援するということで、私の「夢をあきらめないで」をキャンペーンソングに使ってくださっています。

　この「夢をあきらめないで」は１９８７年２月にリリースした曲です。

　私が作詞作曲した歌は、子供のようないとおしい存在ですが、この曲は失恋をして、ふがいない状態の自分をむち打つために書いたもので、とても個人的なものでした。いつしか応援歌として受け止められるようになり、私の手を離れて独り歩きをし、今でもみなさんに可愛がっていただいています。

　３０年近くたった今、再びスポットライトを当てていただき、キャンペーンソングに使ってもらえて本当に光栄なことだな〜と感謝しています。

　この日は、オープニングで名古屋市立名東小学校の皆さんが歌ってくださり、大感激。普段、小学生の子どもと接する機会はあまりないのですが、世代の違う人たちともつながることのできる「音楽」は、すごいなあ〜とつくづく思ってしまいます。

　そして、久しぶりのアナウンサーの小堀（こぼり）勝啓（かつひろ）さんとのトーク。初めてお会いしたのは、私がまだ「あみん」の頃。２０歳くらい（？）だったと思うのですが、びっくりするほど変わらぬ若々しさ（私よりひと回り年上とおっしゃっていました）！　とても温かい笑顔で迎えてくださって、「あ〜、名古屋に帰って来たんだなあ〜」とホッとします。

　そして、久しぶりにお会いしたタレントの北野誠さん。何でもデビューが「あみん」と同じだとか。大学生で慣れないこの世界に戸惑い、ＴＶの生番組でも居場所がなく小さくなっていた私たちに、その当時司会をしていた北野さんは優しくフォローしてくださいました。お元気そうで良かった。