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毎日jp 虹のパレット~迷ったらトライする~




  『勇気』の創作秘話を機会あるごとに訊いてるので、

ファンならもう聞き飽きてますね(*^^)v


目新しい事と言えば『迷ったら、トライする』です。


孝子さんらしいフレーズですが、

それでも以前の孝子さんは迷ったら○○○だったのですね。


そのような事は全然感じられませんが(^v^)









虹のパレット:迷ったらトライする=岡村孝子 /愛知
毎日新聞 2014年03月03日 地方版
 ソチオリンピックの感動がまだまだ記憶に新しいところです。
 言葉や環境、考え方の違いを越えて異国で活躍し、キラキラ輝いている選手の皆さんの姿が、とても頼もしいと思うのと同時に、もう一つの「勇気」の物語がよみがえってきます。
 今から4年前の2010年。私はその年の初めに「縁を大切にする年にしたい!」という目標をたてました。
 他人(ひと)から見れば、ごくふつうの目標でしょうが、超マイペースな私にとって、誰かとの縁を持つというのは、難儀だなあと思うことでありました。だって二十数年来、一匹狼(おおかみ)(ひと〜りぼっち)で仕事をしてきたんですから。
 初春にスタッフと打ち合わせをして、一年の目標を語ると共に、アルバム制作の予定について何となく話し合った数日後、驚くほどドンピシャなタイミングで、学生時代の友人から一本の電話をもらったのです。
 電話は、友人の御主人の知人が仕事でアメリカに住んでいること、そして、その方のお子さんが通うオハイオ州トリドの日本人補習校の校歌を作ってくれる人を探している、という内容でした。
 校歌なんて書いたこと一度もないし、ましてや日本のではなくアメリカにある学校の校歌です。「私でいいんだろうか」「校歌なんて書けるのであろうか」と、さんざん悩んでスタッフに相談してみると「あれ? 岡村さん、この間『今年は縁を大切にする』って言ってませんでした?」とあっさり。
 「私でよければ」ということで、創立20周年記念行事の一環として、少しでもお役に立てばと、校歌を作らせていただくことにしました。
 まず、曲を書くにあたり、子供たちの作文を読ませてもらいました。
 この補習校は、親御さんたちのアメリカへの転勤によって、やむなく日本の学校をやめて現地の学校に入らざるを得なかった子供たちが、将来、日本に戻った時に勉強に支障がないようにつくられたとのことです。ウイークデーは現地の学校で英語漬けの日々を過ごしてくたくたになった上に、土曜日を使って補習授業をする特別な学校なんだそうです。
 日常生活をつづった子供たちの作文を読んでいると、違う環境の中で前を向いて進もうと努力している子供たちの気持ちが痛いほど伝わってきて、背中を押してあげたい、と思ったことを覚えています。

 みんなの作文の中の気になる言葉をワンフレーズずつつないで校歌を作ったのですが、一番多く使われていたのが「勇気」という言葉でした。
 出来上がったのが「勇気」という校歌です。とても気に入ってくれて、今でも毎週、全員で歌ってくださっているそうです。ずっとずっと、私がいなくなった後も歌い継いでくれるのかしら……と、とてもうれしく思います。
 アルバムに収録したこの曲のエンディング部分には、トリドの子供たちが「ラララ」でコーラスをして参加してくれています。
 さて、今まで「迷ったら、しない」で来た私ですが、今年は「迷ったらトライする」ということを目標に掲げました。
 今年は一体どんな出会いがあるのでしょうか。(シンガー・ソングライター)
     
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