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晩秋の夕暮れ


  晩秋の夕暮れ。
秋の陽はつるべ落としとは言われながらも、
ゆっくりと一日を振り返る時間くらいはある。
いつの頃からか暮れなずむ夕景が、心を癒してくれている。
目を見張るような夕焼けを見ていると、いやな事も忘れシャッターを切ったり、
逆にシャッターを切るのを忘れて見とれている。
期待している時には、案外つまらない日没に終わってしまう。
そんな時はドッと疲れが増す。
逆にカメラを持たずに出掛けたり、電池切れの時に限って、
素晴らしい夕焼けに出くわす時がある。
自分の運のなさを思い知らされる。
悲喜交々である。







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